SBK

 9.5 フォンシ・ニエト
  ドゥカティ、カワサキと苦しみながら学びながら戦ってきた
 スペイン人がようやくめぐり合った素晴らしいマシンでの
 ファンタスティックな初勝利。しっかりと状況を見極め、
 プッシュする部分とプルするところを正確に理解して
 それを具現化した彼のクールな戦略性も見事。

 9.5 トロイ・ベイリス
  強いベイリスが戻ってきたと思わせてくれたレース1。
 勝てないと見たら、出来うる限りの最良の成績を得た
 レース2。カタールでいいところがなかったドゥカティコルセ
 に明るい話題を届けて、しっかりポイントを稼いだドーハ
 でのツータイムスワールドチャンピオン。次はフィリップ
 アイランドだ。

 9.5 マックス・ビアッジ
  勝てなかったが勝利にかなり近かった両レース。
 初めてのドゥカティのレースをしっかりまとめて強さと
 速さを見せたローマ人であった。

 8 トロイ・コーサー
  衝撃的なスーパーポールのタイム。しっかりとサーキットを
 支配した初日と二日目のオージーと今二つ感があった三日目の
 結果。

 9 ルーベン・チャウス
  ビアッジのチームメイトとなり、ドゥカティのニューマシン
 での走行と心配される部分が多かった彼であったが、そんな
 周りの思いを払拭する素晴らしい活躍ぶり。今回のヒーロー
 の一人である。

 8.5 マックス・ノイキルフナー
  レース1の見事なトップラン。長年関係者に評価されていた
 彼は浮き沈みがあるのだが、ひょっとしたら上昇することは
 あっても下がらない一年になりそうな予感を感じさせてくれ  た。

 3 カワサキ
  まぁ、玉田とラコニが悪いというよりはマシンに関して
 やることが多いのでしょう。優れたライダーもマテリアルが
 そろわなければこんな結果しか出てこない。

 4 ホンダ
  カワサキと同じことが言えるが、世界最大のバイクメーカー
 にはまだ、希望を感じられる。

 10 ドゥカティ
  見事なデビューウィン。このマシンがどこまで速くなるのか
 楽しみである。

 10 ステリィルガルダゴーイレブンドゥカティ
  いつも人懐っこく、ブレーシャなまりのイタリア語で応対
 してくれるマルコ・ボルチャーニの新しい冒険の始まりは
 何とも素晴らしい船出となった。

 SS

 10 ファビアン・フォレ
 彼は優勝に値する。彼に何の罪があると言うのだ。
 彼のスタートからファイナルラップの途中までの走りは
 まさにワールドチャンピオンの走りであった。

 9.5 ブロック・パークス
 最後まであきらめないこと。一つでも前のポジションで
 フィニッシュすること。マシンのいいところを活用すること。
 スリップストリームは後方から走るライダーの有効なカード
 であること。レースをやる人間が必要不可欠な理解を
 肌で感じてやるべきことを行ったオージーであった。

 9 ホアン・ラスコルツ
 予選、決勝とサプライズを見せてくれたバルセロナのボーイ
 は優勝を逃したものの、勝利の時期が近いことを示してくれ  た。

 8 クレイグ・ジョーンズ
 ペトロナス時代の暗黒時代を人々の記憶から拭い去るような
 素晴らしい走り。今回のような走りが続けば面白いシーズン
 になり、ライバルにとっては厄介なことになるだろう。

 10 ヤマハ
 今年のヤマハファクトリーはかなりの競争力と強さを持って
 いるのだろう。予選、決勝ともに素晴らしかった。

 7 トライアンフ
 ビッグサプライズを与えてくれた英国メーカー。意外とやるかも。

 3 カワサキ
 あのライダーでこの成績というのは何かが足りなかったり
 大きく欠如しているものがあるのでしょう。

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