イタリア時間の一月三十一日にミラノでスーパーバイク世界選手権の
新シーズンに向けての発表会が行われました。

新しいタイトルスポンサーのHANNspreeの三年契約に言及し、
アメリカラウンドの開催決定に喜びを表し、ニュルブルクリン
クの復活、インドネシアの再開、ポルトガルの新規開催に
触れていました。

参加ライダーの増加と同時にメーカーの参戦に対して喜びを
あらわしていましたね。

すでにご存知かも知れませんが、日本ではなじみのない
FIMカップストック1000選手権にKTMが車両を送り込みます。
これは09年シーズンからのスーパーバイク参戦が念頭にある
ことは間違いありません。

さらにBMWの参加計画、アプリリアのテストプログラムの進展、
MVアグスタの開発とSTK1000選手権への関わり方などを
見ると今季も面白いのですが、来年に向けて地殻変動が
起きる大きな準備期間と見ることができます。

MotoGPの予算高額化と世間と遊離している現在のあり方を
考えるとMotoGPほどお金が掛からず、利幅の大きいバイクの
選手権と市場との結びつき、サーキットと一般バイカーが
近い距離にあるSBKのパドックとファンの密な関係性
などバイクメーカーにとって魅力的な世界選手権になって
いるスーパーバイク世界選手権は参加するカテゴリーとして
適しているものでしょう。

多くの関係者、スポンサー、メーカーに謝意をあらわし、
ファンに言葉を選びつつ主張を述べたパオロ・フラミーニ
の微笑みの向こうに新しいシーズンの始まりがあります。

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