スズキの軽自動車がこれほどまでに走っているヨーロッパの
国はほかにはない。それが私がブタペストに着いた時の印象
でした。日本発世界へ。ハンガリー人がスズキの軽自動車
にいい印象を抱いているところにK1が大会を開きます。

それにしてもなぜブタペストなのだろうか。谷川貞治という
プロモーターというのは曙を口説いてサップとやらしたり、
ボビー・オロゴンを引っ張り出したりと策士であり、大晦日
ではヒョードルを地上波に露出させたりと谷川黒魔術が
炸裂していましたが、あの男のことですから漫然とブダペスト
で大会を開こうとしているとは思えません。

まぁ、旧共産圏で一番最初にNatoに加盟したような国であり、
EU加入も早かったわけで、経済的に(少なくとも数字上は)
成功している磁場があります。

私自身、スーパーバイク世界選手権の隅のほうに生息していた
時にサーキットはスポーツイベントの場であると同時にスポンサー
やメーカーにとってビジネスの場であり、多くのモノやお金を
引き寄せながら様々なものを発信する場所だと実感しました。

ブダペストにはおそらく日本では知られていないプロモーターや
ジム、道場関係者、未来のスターが大会のために、ある人
はチャンスを求めてやってくることでしょう。
ヨーロッパの真ん中で行きやすい場所にアルプスの北と東
から人が集まってくるのは間違いないと思います。

近い将来何が生まれ、何が作られるのか楽しみにしたいと思います。

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