リミネーゼの私にとってビモータというメーカーのバイクは
特別なものです。そして、私がリミニで勉強していた時に
取材した従業員五十人のバイクメーカーがスーパーバイク世界選手権
に参戦を決めながら、今ひとつの車体、もうひとつのエンジン、
強い関係性を持てなくてスペシャルなタイヤを持ち得ないなか
やって来たオーストラリアでのレース。

道具にアドバンテージがないなか、アンソニー・ゴバートと
いうライダーの能力と恵みの雨がとんでもない美しい夢
(それはライバルにとって間違いなく悪夢でした)が
生まれました。

レースを愛する者にとって誰にも忘れられないレースは存在します。
そして、それが私にとっては2000年のオーストラリアラウンド
の第一レースでした。

このレースについてはすでにこの私のブログでもご紹介していたのですが、このレースが動画サイトでアップロードされていました。

http://www.youtube.com/watch?v=GVML6KXVfX8&;;feature=related

解説はバリー・シーン。今は亡き彼の声をネット上で聞くことが
できます。

フィリップアイランドの空が泣いた時、ゴバートが笑った
オーストラリアの秋。

小さなメーカーのとてつもなく大きな勝利。

アンフォゲッタブルでインクレデブルなレースを見られる
喜びを感じています。

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