アンジェラ・アキはたしかにたしかにたしかに愛はあると
歌いました。では、シャヒール・ペアーは何をどう口にするの
でしょう。

勝っても負けても競り合いになるゲームをするのが特徴の
シャヒール・ペアーがディフェンスもオフェンスも磨いて、
走れる足を持ち、パワープレイに負けないようになって
ランキングを上昇させ、今の女子テニスの世界の中で存在感
を放っています。

そんな彼女がドーハにイスラエルのパスポートを使って
入国しようとしています。

そして、ドバイでの大会にエントリーすることも考えて
いることでしょう。

日本のパスポートを持っていれば大体どこへ行ってもウェルカム
(まぁ、イタリア語でレースねたを話していたり、プラハの
ルズィーニェ空港でチェコ語で挨拶したりする人はハートフルな
歓迎のされ方をするのですが)な私にとっては肌で実感できない
のですが、イスラエルのパスポートを持って敵対関係にある
国に入国するとなると色々あるようです。

その色々ある国にWTAの大会があるので出かけようとする。
さらに一般のWTAの大会だけでなく、ごく近い将来に年末の
ツアー上位八人が戦う大会が開かれようとしている環境にある。

ペアーはどうするのか、WTAは何をするのか。気になるところです。

たしかに、たしかに、たしかに、愛はない。
あるのはイスラエルという国や人たちに傷ついたり、悲しん
だり、苦しんだりした人たちが重みのある決断です。
ペアーは悪いわけではないが、イスラエルという国や政府に
対してリアルな痛みを伴う感覚を抱いている人の決断を
理解しようとする目や耳を持つ必要はあると思います。

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