MotoGP最終戦のスペインのヴァレンシア。ガボール・タルマッチ
が125ccの世界タイトルを決定しました。

ヨーロッパの中心のブダペストから世界へ。そして、平地が
続く国からやってきたハンガリー人は山と谷を肌で感じながら
とうとう世界を制しました。

私は彼のことは昔から知っています。そして、会えば親しく
話すような仲であり、非常によくしてくれるのですが
その人の良さが時に競争の世界では裏目に出ることもありました。

しかし、そんな好漢ガボールだからこそ、こうして色々な人に
支えられここまでレースキャリアを続けることができたのだと
思います。

また、私はハンガリー語はまだ話せないのですが、そんな
私に対して公の場で言語の能力の高さを評価する言葉を投げかけてくれたこともありました。

ハンガリー人初のワールドチャンピオンということで、ブダペスト
はお祭りの準備が始まっているようです。その場に私は
いられませんが、私に対してよくしてくれたガボールと
弟に父親、タルマッチファミリーにおめでとうと言いたいと
思います。

シャークヘルメットのジャンマルクも間違いなく喜んで
いることでしょう。

生まれながらの天才の閃きを見るのも楽しいのですが、
色々な苦労を乗り越えて、様々なものを加えたり足したり
してこうして世界王者になるライダーを見るのもいいものです。

来年、彼がゼッケン1を付けて走ることはレースの世界に
とっても、ハンガリーという国にとってもとてもいいことだと
思います。

おめでとう。ガボール・タルマッチ。

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