マルチナ・ヒンギスという素晴らしいプレイヤーがウィンブルドン
でのドーピング検査においてコカインが検出されたという
ことが理由で引退を決めました。当然、このスイス国籍の
スロバキア人はコカインの使用を否定しているのですが、
身の潔白を証明するために時間をかけるのだったら、いっその
こと辞めてしまってごたごたから離れてしまいたいということ
で引退を決めてしまいました。

まぁ、何とも言えないですね。

ヒンギス自身はコカインの使用を否定している。そして、
問題になった検査というのはウィンブルドンの時期に行われた
ものであり、その結果やその後の経過、彼女の決断などが
この時期に行われてしまったということに何だか深い闇を
感じてしまいます。

まぁ、ドーピング検査の正確性などというのは医学的な
専門性が必要となるので、一人の選手が反論しようとしても
科学的根拠を示すことは極めて難しく私はやっていないと
言葉にするしかないのもつらいですね。

コカインやって成績が上がるのだったら、ヒンギスのウィンブルドン
はじめ、今年の下半期の成績は説明がつかないものですしね。

何だか何とも言えない暗闇が世界中のヒンギスファンの心の中を
支配している気がします。そして、引退という決断もまた、
彼女らしいと考えられる一方、コカインの使用をしていないと
いうなら『不条理極まりない。もう嫌だ。もうやめた。』では
なく潔白を選手生命を続けながらするべきだったと思うわけで
何やら不可解さを感じてしまいます。

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