去就が注目されていた、マックス・ビアッジですが、
フラミーニ兄弟のサポートなどもあり、マルコ・ボルチャーニが
代表を務めるGMBステリィルガルダドゥカティでの参戦が
決定しました。チームメイトはルーベン・チャウス。
グッドラックや外的要因もあったのですが、ボルチャーニは
すごいチームを作りました。

私とボルチャーニは昔から知っている仲なので普段から
うだうだ話すのですが、ライダーマネージャーとして
ここまでの仕事ができる人とは当初考えていなかったのですが
めぐってきたチャンスをモノにしてチームを大きくしていこう
という意思の強さを感じます。

また、ビアッジサイドから見るとアルスターとの話が流れて
しまった以上、浪人するか、テンカーテホンダ以外のホンダの
チームでCBR1000を走るか、ドゥカティのどこかのチームで
戦うかという三択の中からベターなチョイスを考えたという
ところでしょう。

ただ、タイヤは全車ピレリ装着でイコール条件とは言え、
ドゥカティの新型バイクの性能がどれだけのものなのか
不確かであり、また、開発ということになるとベイリス
中心(ゼロックスドゥカティのチームメイトのファブリッツィオ
は元々マシン解析能力が優れているとは言えないうえに
ドゥカティ初ライドとなる)で進められていくわけで、
マシンがベイリススペシャルになる可能性も高い。
そんな外的要因、ネガティブな状況でビアッジがどれだけ
走れるのか気になります。

主役の一人が選手権での走りが保証されたので、来年の
シーズンが楽しみですね。タイトルから遠ざかっている
ビアッジがボルチャーニというライダーの心のうちがわかる
チームマネージャーとどんな仕事をするのか楽しみです。

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