ダビッド・ナルバンディアンが長い冬眠から目覚めました。
かつての世界の三位はランクを落として25位でスペインに
乗り込みましたが、何と、この大会で世界のトップ2,3を
破って決勝進出。そして日曜日の午後はフェデラーを1セット
ダウンからの逆転勝ち。

世界のトップ3を一つのトーナメントで叩いての優勝でした。

この一大会で世界の一位から三位のプレイヤーを破っての
優勝というのは今年、ジョコビッチがカナダでやっていますが
(対ロディック、ナダル、フェデラー)こんな記録は実に
レアで、そのジョコビッチの前にこの記録をマークしたのは
スウェーデンでベッカーが果たした時に遡ります。
(94年ストックホルムオープンの対サンプラス、イバニセ
ビッチ、スティッヒ)

長いATPツアーの中でも非常に難しく、珍しいことをやり遂げて
ランクアップを果たして、イヤーエンドのファイナルエイト入り
もリアルな目標となってきたアルゼンチン人が次はどんな
サプライズを見せてくれるのでしょうか。

フェデラーサイドから見ると今季の七敗目。そして、彼が
インドアで負けたのは二年前のこと。
フェデラーが負けたというのか、ナルバンディアンが勝ったと
いうのか微妙なところですが、プレイヤーが大当たりしていない
とトップ3を続けて破ることはできないわけで、ナルバンディアン
の勢いがフェデラーエクスプレスを途中停車させたといえる
でしょう。

お楽しみはこれからだ。

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