あぁ、セバスチャン

2007年10月11日
テンカーテホンダでスーパースポート世界選手権に参戦していた
セバスチャン・シャーペンティエが引退を決めました。
ただ、ただ寂しい気持ちでいっぱいです。

お金を持ち込んで小さなチームでスーパースポートを走らせていた
ころも、チームクラッフィで表彰台に立てるようになり、トップ
ライダーの仲間入りしても、テンカーテホンダに入っても
彼の性格は変わることはなく、私の質問に丁寧に答えてくれて、
私のフランス語を評価してくれたのが彼でした。

順風にキャリアを始めたわけでもない。そんな彼は持たざる
ものが何かを得ようとしていた人に対して温かい対応を
してくれました。

普段からべたべたくっついていたわけではないのですが、
私と彼との間にはシンパシーという名の空気が流れていた
気がします。

全てのライダーに引退というのは付き物ですが、走れる
環境があれば、まだまだ勝てるライダーであり、タイトルを
狙える男だと思っていますが、周りが何を言おうともここで
決断したというのは彼は様々なことを考えて決断したのだと
思います。

あぁ、セバスチャン。君の決断を受け入れるにはもう少し
私には時間が必要です。君がいないサーキットを受容できない
でいる私です。

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