先週の東京の有明でのAIGオープンにフラビア・ペンネッタ
が来ていました。ランキングをかなり落としたので、
ドイツの方ではなく、ティア3イベントの三週連続参加を
考えてアジア三連戦ということになっていたのですが、
彼女を見ていてモチベーションの高さを感じましたね。

実は私はペンネッタとは何度か会ったことがあり、彼女の
性格もプレイも知っているのですが、とにかく負けず嫌い
ですね。そして、オンとオフの違いが本当に違うなぁと
感じます。

世界のトップに行きたいという人は欲張りだし、あきらめが
悪いのですが、そんなプレイヤーで世界のトップにかなり
近づいてから怪我やスランプで落ちるとなかなか心も体も
トップギアに入れて戻ろうとしてもできなかったりするの
ですが、彼女は手首の怪我やカルロス・モヤとの別れなども
ありましたが、再び上昇しています。

まぁ、逆に怪我とか別れがあったからテニスに集中して
いる方がいいのかもしれませんが、ダーヤ・ベダノーバが
世界の16位まで行きながら簡単にランクを落として、
それから戻れなかったことを見ていると、簡単にランクを
戻せないわけで、メンタルの強さを感じます。

ペンネッタは負けることを考えてコートに立つことなど
ありません。サッカーのカップ戦でセリエBのチームでも
どうせ負けるだろうなんて考えてプレイしないように、
彼女は常にランクがかなり上のプレイヤーでも勝ちにいくこと
を考えています。

トップ100落ちかと思われたところからトップ50まで
戻してきました。彼女は諦めが悪いことが美しいことだと
しっかり理解しているプレイヤーです。

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