スーパーバイク世界選手権フランス STK600、STK1000
2007年10月8日 スポーツSTK600
STK600にステップダウンして戦っていたマキシーム・ベルジェ。
カワサキの600でスーパースポートを走っていた彼にとっては
今年、このカテゴリーで勝てなかったら先が極めて暗くなる
シーズンであった。
しかし、その勝たなければいけない局面でしっかり勝って見せた
彼は立派であった。STK600選手権の一年目にウィナーは三人。
コルティとティベリオ。そして、彼であったが、このフランス人
がコルティやティベリオという同期生を追いかけるために
必要な勲章を手に入れた一年だったと思う。
STK1000
ドゥカティのカネパは本社のボルゴパニガーレの評価も
高い。一方ヤマハイタリアの秘蔵っ子がクラウディオ・コルティ
である。ジェノバ人とコモ人の二人のタイトルコンテンダーの
二人が予選でしのぎを削った。
一方ポイントリーダーのバイオックスはここフランスでは
不発。予選は中位グループに沈み、シメオンも何とか43秒台に
入れて五番手が精一杯。天候と路面コンディションに関係なく
コンスタントに走れたカネパとコルティの速さが際立つ展開
であった。
日曜日。いよいよレースである。STK1000でのここのレースと
言えば二年前にほぼタイトルを手中していたソフオグルが
最終ラップの最終コーナーでミスを犯して、ケイミューレンに
タイトルをさらわれてしまった。あの時のことを思い出す。
好調なケイミューレンがレースを引っ張る。序盤からの
ハイペースを保ちながらのレースである。これに続くのが
バドビーニのアグスタとコルティのヤマハ、それにカネパの
ドゥカティ、今回走ることになったルーカ・スカッサの
アグスタといったところ。バイオッコは苦しい展開で中位
集団である。
ケイミューレンの一人旅と優勝は確実なものと言えた。
しかしながら、何とこのケイミューレンが残り一周でクラッシュ
アウトである。
一気にポイントテーブル上の計算をしだす各陣営。
優勝争いはバドビーニのアグスタとコルティのヤマハ。
最終ラップのドッグファイト。果たして、優勝の行方はどう
なるのかと固唾を呑みながら見る関係者とファン。
最終の抜きどころのシケインを立ち上がり、際どく優勝を
奪ったのはバドビーニのアグスタであった。
二位にはコルティ。
三位は?カネパがスカッサの攻撃をしのいで三位表彰台と
16点を確保。バイオッコが九位に沈んだため、カネパが
161点、コルティが157点、バイオッコが153点という
最終結果となり、カネパがFIMカップストック1000選手権の
チャンピオンということになった。
ライダーとしては人がよすぎるところがあるジェノバ人
のニューチャンピオンが一体、このタイトルを引っさげて
どんな活躍を見せるのか、そして、コルティ、バイオッコは
この先、どうなっていくのか、そして、シメオンや今季意外な
快走を見せて関係者の評価を一変させたピッロがどうなって
いくのか、これから続く大河ドラマの視聴者の一員として
見守りたいと思う。
STK600にステップダウンして戦っていたマキシーム・ベルジェ。
カワサキの600でスーパースポートを走っていた彼にとっては
今年、このカテゴリーで勝てなかったら先が極めて暗くなる
シーズンであった。
しかし、その勝たなければいけない局面でしっかり勝って見せた
彼は立派であった。STK600選手権の一年目にウィナーは三人。
コルティとティベリオ。そして、彼であったが、このフランス人
がコルティやティベリオという同期生を追いかけるために
必要な勲章を手に入れた一年だったと思う。
STK1000
ドゥカティのカネパは本社のボルゴパニガーレの評価も
高い。一方ヤマハイタリアの秘蔵っ子がクラウディオ・コルティ
である。ジェノバ人とコモ人の二人のタイトルコンテンダーの
二人が予選でしのぎを削った。
一方ポイントリーダーのバイオックスはここフランスでは
不発。予選は中位グループに沈み、シメオンも何とか43秒台に
入れて五番手が精一杯。天候と路面コンディションに関係なく
コンスタントに走れたカネパとコルティの速さが際立つ展開
であった。
日曜日。いよいよレースである。STK1000でのここのレースと
言えば二年前にほぼタイトルを手中していたソフオグルが
最終ラップの最終コーナーでミスを犯して、ケイミューレンに
タイトルをさらわれてしまった。あの時のことを思い出す。
好調なケイミューレンがレースを引っ張る。序盤からの
ハイペースを保ちながらのレースである。これに続くのが
バドビーニのアグスタとコルティのヤマハ、それにカネパの
ドゥカティ、今回走ることになったルーカ・スカッサの
アグスタといったところ。バイオッコは苦しい展開で中位
集団である。
ケイミューレンの一人旅と優勝は確実なものと言えた。
しかしながら、何とこのケイミューレンが残り一周でクラッシュ
アウトである。
一気にポイントテーブル上の計算をしだす各陣営。
優勝争いはバドビーニのアグスタとコルティのヤマハ。
最終ラップのドッグファイト。果たして、優勝の行方はどう
なるのかと固唾を呑みながら見る関係者とファン。
最終の抜きどころのシケインを立ち上がり、際どく優勝を
奪ったのはバドビーニのアグスタであった。
二位にはコルティ。
三位は?カネパがスカッサの攻撃をしのいで三位表彰台と
16点を確保。バイオッコが九位に沈んだため、カネパが
161点、コルティが157点、バイオッコが153点という
最終結果となり、カネパがFIMカップストック1000選手権の
チャンピオンということになった。
ライダーとしては人がよすぎるところがあるジェノバ人
のニューチャンピオンが一体、このタイトルを引っさげて
どんな活躍を見せるのか、そして、コルティ、バイオッコは
この先、どうなっていくのか、そして、シメオンや今季意外な
快走を見せて関係者の評価を一変させたピッロがどうなって
いくのか、これから続く大河ドラマの視聴者の一員として
見守りたいと思う。
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