ソフオグルのためにあったようなシーズン。
それはここフランスでも当てはまる話であった。

一年前にシャーペンティエに勝利を譲り、奇跡のワールドタイトル
を決めたテンカーテホンダチーム。今回は運も奇跡も必要なく
ライダーが求めるもの、チームが考えていることを全うして
ソフオグルはポールポジション獲得。そして、レースでは一人旅。

好調なチームやライダーというのは、こういう風に勝利への
流れができるとその流れに乗って、自らが考えた優勝への
プログラミングをまっとうすることで安心して戦えるのだろう。

圧勝であった。

二位にはパークスのヤマハ。三位にはジョーンズのホンダが
入った。フォガティが才能を認めたジョーンズの走りは
本物になりつつある。

シーズンを終わってみれば、今年もホンダのCBRが速かったなと
いう印象が残る。ヤマハの勝利というのもあったし、
カワサキはフォレの勇敢な走りでフィリップアイランドを
制したが、どうもヤマハSSPの勝利はウェストという卓越した
ライダーによるものという気がするし、カワサキの一勝も
フォレの腕と戦術に長けた頭脳と経験で奪った勝利である
気がしてならない。

今年もホンダCBRの年だった気がする私である。

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