併催のSTK600はナペルが優勝。二位に地元のアントネッリが
入り、三位にベルジェ。ベルジェはステップダウンして
勝たなければいけないこのタイトルを抱いて、昨年苦い思いを
したマニクールへいわば凱旋将軍で戻り、母国フランスで
走ることになった。

さて、大混戦のSTK1000である。今年あまりいいことがなかった
クラウディオ・コルティ。この私のブログを読んでくださって
いる皆様は彼がSTK600で鮮烈なる走りでSBKの関係者に強烈な
印象を残したこと。そして、昨年のSTK1000ではまると速い
ところを見せたことをご存知でしょう。

その彼が今年はなりを潜めてしまったうえに、イタリア選手権の
ミザノではクラッシュしてしまい、さらに今年の相棒の
ミケーレ・ピッロがシーズン前の評判を予想を大いに覆し
4ストリッターバイクで快足ぶりを披露し、影が大いに
薄くなってしまったコルティでしたが、ローマ郊外の
ヴァッレルンガでは目覚めました。

優勝争いをカネパとバドビーニと繰り広げましたが、
見事な走りで今季初優勝。バイオッコが六位に敗れたために
タイトル争いは最終戦のマニクールに持ち越されたどころか、
緊張感のあるファイナルバトルになりました。

ヴァッレルンガレース終了時のポイントテーブル

バイオッコ 146
カネパ   145
シメオン  138
コルティ  137

依然、バイオッコがポイントリーダーですが、一点差で
カネパが迫り、シメオンにもコルティにも十分タイトルの可能性
がある中でマニクールということになりました。

どんな戦いになるのか、楽しみです。

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