状況によってはこのレース2でトーズランドのタイトルが決まって
しまうレース。追いかける立ち場のビアッジと芳賀は勝利を
狙うしかない。一方、トーズランドは勝てなくても、表彰台に
立てばかなりタイトルに近づく状況で迎えたレース2.

ビアッジはカテゴリーは違えども世界チャンピオンになった
ライダーなので、執着心の強いライダーであり、地元でいいと
ころを見せたい。しかし、道具を使ったレースとなると個人の
思いだけではことを果たせない。

レース1でビアッジの後塵を拝したベイリスがこのレース2
では絶好調であり、ビアッジより余裕のある走りで中盤から
後半へ。理由はこのローマ人のリアタイヤにあった。

ベイリスが高いレベルで走るのに対して、ついていくのが
精一杯のビアッジ。ミスを待つが、ミスを犯さなかった
オージー。勝利に喜ぶベイリスと二位で満足のビアッジで
あった。

三位にはベイリスとビアッジについていけなかったものの
芳賀が入り、タイトルへの望みをつないだ。

トーズランド?何と転倒してしまい、再スタートしたものの
11位でフィニッシュ。これがタイトルへのプレッシャーなのか
あるいは暑くなったローマ郊外で全てのライダーが不安を
抱えていたタイヤのライフによるものなのか、クラッシュや
問題というのは複合的なものでサイコロジカルなものも
あればマテリアルなものもあるのだろうが、ここでタイトルを
決められずにマニクールに向かうことになった。

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