フェデラーと昇り調子のジョコビッチというマッチアップ。
セルビア人のこの北米シリーズでの好調とこの大会での
仕上がりから面白いことになるのかなと思いましたね。

セルビア人の気持ちや世界中のテニスファンの見たい思いが
試合開始からある程度のところまでは具現化されました。

実際に第一セットもセットポイントを先に握ったのがジョコビッチ。
合計四つのセットポイントを握り、先制するチャンスは大いに
あったのですが、これをものにすることができなかった。

生命力が強いのが王者の条件と言えばそうなのでしょう。

そして、第二セットでも先にセットポイントを手にしたのは
ジョコビッチでした。

しかし、諦めが悪いことが美しいことであることをよく理解
しているスイス人がそれを逃れて第二セットも奪いました。

第三セットもチャンスはあったのですが、ジョコビッチは
ものにできずにフェデラーに獲られてゲームセット。

終わってみれば、フェデラーエクスプレスに停車駅はなく
ニューヨークを駆け抜けました。

トータルポイントはフェデラーが119でジョコビッチは103。
エースがスイス人が42でセルビア人が32。
エラーがロジャーが34でノバックが40。

僅差のゲームの中で獲っておかなければいけないポイントを
奪い、ピンチをしのいで、決めるときにしっかり決めたのが
データ上で浮き彫りになっています。

差は少ないが、確かに存在して、ストレートセットでの
結末となったという気がする決勝でした。

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