八耐 パジェッレ

2007年8月1日
10 加賀山
 素晴らしい走り。最初から最後まで必要なことを集中して
やり切った日曜の午後。優れたテスターがレースでもファン
タスティックな走りを見せて、日本で一番お客さんが入るレース
で見せた彼のレースキャリアで一番のレース。

10 秋吉
 恐らく加賀山寄りに設定されてあったバイクで加賀山と
遜色のないタイムペース。危ない場面もあったが、ほぼ
ノーミスで八時間を僚友と同じペースで走ったのは見事。

10 ヨシムラスズキ
 鈴鹿という彼らのホームで見せた最高のレース。
ホンダという無敵艦隊相手にほぼパーフェクトなレースをして
打ち破ったのは八耐の歴史に残るものだろう。

10 ブリヂストン
 MotoGPでの今季の素晴らしさは十分理解しているが、ここでも
競争力を発揮。土曜の予選も日曜のレースも山田さん以下のス
タッフが完璧な仕事ぶり。

9 カルロス・チェカ
 土曜の驚愕のタイムアタック。そして、久しぶりの鈴鹿で
ほとんど走ったことのないホンダの八耐スペシャルバイクで
日曜もほぼ完璧な走りで、速さと強さを見せた。
返す返すもチームメイトのフライングが残念だった。

6 岡田
 今の鈴鹿八耐は確かに耐久ではなくて、トップクラスは
スプリントを八回やっているものだろう。しかしながら、
スタートではレース終了は八時間先にあることだと考えないと
いけなかったわけで、厳しい判断ではあったが、余裕が
なかった。

8.5 清成
 巣晴らしい走り。ただ、勝つにはちょっと運が足りなかった。

7.5 トーズランド
 土曜の素晴らしい予選の走り。しかしながら、日曜は
ダンロップコーナーで転んでしまった。残念な結果に終わったが
初めての鈴鹿、そして、初ライドのホンダ八耐スペシャルバイク
に対する順応性は立派。

8 伊藤
 いい走りを見せてくれたベテランライダー。
しかし、勝つには何かが欠けていた。恐らく、少々の運と
フィジカルコンディションがこのハードなレースで勝つには
足りなかったのだろう。

10 スズキカストロールチームおよびフィリップ、ラグリーブ、コスタ

 この世界選手権の一戦でありながら、きわめて特殊な
レースで日本のチームに混じって、トップ10圏内を走行し、
七位という成績はすごいの一言。このチームとこのライダー
ラインナップだから出来た走りと得られた成績。
予選、決勝ともにトップ10圏内を走れたのはマシン、ライダー、
マテリアルがそろって素晴らしいハーモニーを見せたから
であって、他の世界選手権フル参戦のチームには出来ないレース。

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