フランスという国は伝統的にレッドクレーが好まれる。
しかしながら、トージア、モーレズモといったプレイヤーの
活躍に続いて、今年は何とバルトリが決勝にあがってきました。

彼女のプレイというのは、まだ、彼女がジュニアで
プレイしていたころに、大阪スーパージュニアで初めて
見ました。

驚いたのは、リターンの時のポジションであり、
練習風景でした。

リターンは相手のセカンドサービスとなると、ベースラインより
相当前に入って、とにかく叩いて主導権を奪って、ゲームを
支配していくという戦略を全うしていこうというもの。

そして練習風景というのは、彼女の父親(コーチでもあるのですが)
かご一杯にもうフェルトのはげてしまった空気圧が抜けてしまって
いるであろうボールを持ってきて、その飛ばないボールを
思い切り叩いて飛ばすというもの。

彼女の攻撃的なスタイルや早いペースでの試合展開というのを
その時に知り、ハードコート向きのプレイヤーだと思った
ものでした。

ハードコートで実績を残している彼女は速いサーフェースで
相手のファーストサービスの確率が落ちるとセカンドサービス
を叩いて主導権を握ってポイントを奪っていく可能性が
高くなるので、ランキング以上に速いコートでの勝利の
パーセンテージがあがるのでしょう。

バルトリの優勝の可能性はウィリアムスのファーストサービス
の確率によって変動すると思います。

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