プレイヤー人口は多いが、高いレベルのフィジカル能力を持つ
男はサッカーに行ってしまい、女子もしばしばアップセットを
見るものの、大したプレイヤーがいないというのがイタリアの
テニスを見たときの認識でしたが、大きく地殻変動が起きる
瞬間を見ている気がします。

男子ではローマでのボランドリがフェデラーを破る大金星。
そして、クレーシーズンの総決算のパリのローランギャロで
リュビチッチに勝って、QF進出を決めました。

まぁ、これは新しい波になりそうな気がします。
一発でおしまいになるかどうかで、男子のイタリアテニスの
今後が大きく変わってくることでしょう。

そして、女子ではガルビンがドロー運にも恵まれてQFまで
やって来ました。そして、イタリアの国籍がある意味
似合わない名前を持つカリン・ナップがシュナイダーに
破れたものの、今後に期待を持たせる立派な戦いぶりでした。

ベッカーとグラフが80年代にドイツのテニスの世界を変えて
しまったように、有力なプレイヤーの素晴らしい成績が
世の中を変えてしまうことはよくあることです。
ひょっとしたらイタリアという国でテニスのいう競技で
それが成立してしまう可能性が見えつつあると考えている
私です。

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