すでにご存知の方もいらっしゃるでしょうが、アプリリアが
スーパーバイク世界選手権に戻ってきます。バイクはニュー
モデルの1200。かつて、アプリリアはピーター・ゴダード、
トロイ・コーサー、レジス・ラコニ、芳賀紀行といったライダー
を擁して、アプリリアのリッターバイクRSVミッレで高い
戦闘力を持ち、かなりタイトルに近づいたことがありました。

その後、イバーノ・ベッジョ氏はMotoGPへのリソースの集中
を図り、人的、物的資源の一極集中で戦いを挑みましたが、
このヴィスコンティの映画の予算並みにお金がかかるように
なってしまったこのカテゴリーへの参戦は不成功と資金難を
生み出し、アプリリア社の危機を招いてしまいました。
(ベッジョ氏が自分の息子のように可愛がっていたライダー
が移籍し、資金力のあるメーカーが勝つことができる
状況から日本人嫌いになったという話もあるくらいですが、
日本人が嫌いというより、世界最大のバイクメーカーが
嫌いだというのがどうも正しいようです。まぁ、この
MotoGPが始まった時期にお会いする機会があったときには
明言することはなかったのですが。)

その後、体制が変わり、方針や活動内容が変えたアプリリアが
SBKというレースとマーケットが極めて近く、利幅が大きい
モデルの販売促進を考えてSBKを選んだというのは至極当然
なことでしょう。

さて、アプリリアの新しいチャレンジが何を生み出すのか、
楽しみです。

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