今週末はスーパーバイク世界選手権はオランダのアッセンです。
ダッチウェザーと言われる独特の天候と美しく厳しいライダー
とマシンのトータルな能力が問われるサーキット。毎年、
様々なレースがここで繰り広げられました。

SBKではあの98年のフォガティとキリのぎりぎりのバトル。
01年のベイリスの初めての世界タイトル決定。
そして、昨年は雨の中、クリス・ウォーカーがキャリア初の
優勝を決めたのもここでした。

SSでは、01年パオロ・カソーリがラストラップ雨が降る
中、冷静に走りきっての優勝したり、05年はフォレが
優勝し、シャーペンティエが二位でタイトルをチームの地元
で決定したりと素晴らしいレースを思い出します。

他の多くのサーキットはマシンやエンジン、チーム体制と
いったものが成績の七割を占めて、ライダーの能力が
残りの三割で成績に反映するのでしょうが、ここアッセンでは
マシン、エンジン、チーム体制とライダーが五割づつであり、
ライダーの才能の高さやセットアップ能力がタイムに大きく
影響を与えると思います。

サーキットの特性や天気をしっかりと理解し、ライダーの
適応力と闘争心が順位に反映する。そんなライダー重視の
サーキットで誰がウィナーになるのか。九月ではなく、
四月のアッセンに注目するウィークエンドです。

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