カタールから始まって、先日のヴァレンシアまで
KLインターモトチームの不振が続いています。

二年前のスーパースポート世界選手権参戦から地味ながら
着実に進歩をしてきたプラハから60キロ先のフラデッツ
クラローべのチームが何か本来あるべき姿でなく、やりたい
ことができずにもがいている。何とか上の成績を取ろうと
力を入れている姿が何だか日本語で言う肩に力の入った
状態になっていて、気持ちが空回りしてしまっている
そんな気がします。

昨年のイモラ。ウィリアム・デアンジェリスの素晴らしい
パフォーマンス。そして、シーズン中盤からの落ち着いた
レース運びを見て、進歩と進化を続けていたこの小さいながら
よくまとまったチームが難しい状況にあるのを外から見ていて
ちょっとつらいですね。

日本人ライダーも状況によっては走らせたいとか、限られた
人員とマテリアルの中でも希望と誇りは忘れずに前に進む
姿を知っている私にとってはこのチームは特別な存在です。

そして、レース界にとっても、旧共産圏から色々なものを
積み重ね、持ち寄って、世界選手権にやってきた彼らのような
存在は必要だと思います。

いきなり輝くことはなかったが、徐々に多くのものをつかんで
輝き始めた彼らがくすんでしまっているのはつらいです。
早く、昨年のようなポジションにも戻ってほしいと心から
願っています。

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