モンテカルロオープンが始まりました。テニスのクレーコート
シーズンはこの大会から始まるなぁという印象を抱いている
ファンも多いと思いますが、この大会では、色々と議論が
活発に行われています。

モンテカルロオープンとハンブルグオープンのダウングレードが
ここ最近しきりに言われています。まぁ、これは様々な要因
が重なって、こんなことを言い出した人がいるのでしょうが、
これに対して不満を持っているのがフェデラーですね。

さらに強い違和感を抱いているのがリュビチッチ。
彼は旧大陸のプレイヤーと新大陸のプレイヤーの地政学を
背景に異を唱えています。

アメリカのキービスケインとインディアンウェルズに
二大会続けて出るのはタフだが、それをしているヨーロッパの
プレイヤーがいるのに、モナコではアメリカ人プレイヤーを
見ないじゃないかと話していたようです。

確かにアメリカ人トッププレイヤーの不在が大会の盛り上がりに
水を差しているのは確かですし、世界一の経済大国のアメリカ
という国でのトーナメントに対して、不平や不満があっても
言いにくいのも事実でしょう。

ダウングレード化に異を唱えつつ、大会の現場でリアルに
アメリカの政治的、経済的なパワーを感じているリュビチッチの
発言には説得力を感じました。

テニスは個人的なスポーツであるが、そのプレイヤーの背後には
政治的なカラーが影を落としているのも事実です。

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