イタリア語での文章はイタリアがデビスカップの対イスラエル
戦で簡単に負けてしまったものでした。この日本語版では
日本チームのことについて触れたいと思います。

大阪で行われたデビスカップの対タイ戦。一ヶ月前の私は
大阪に見に行こうかと考えていました。日本の期待の添田と杉田
がどんなプレイをするのか。スリチャパンやウドムチョクは
映像では見たことがあるが、現場では見たことがないので、
彼らのプレイを見てみたいとも思っていました。

しかしながら、スリチャパンが故障で不参加。さらにウドム
チョクまでもが今回はチーム入りすることなく、タイの若手
メンバーで大阪に乗り込むということになり、私が現場に
行く気持ちは失せてしまいました。

勝負の世界に絶対はないので、安心はできないのでしょうし、
日本チームにとっては、スリチャパン、ウドムチョクのいない
タイに負けるなんてことはあってはいけないわけで、逆に
プレッシャーは大きい。

一方、タイサイドとしては、飛車角抜きの戦いでだめでもともと
でプレッシャーなく、思い切りぶつかることができる。

日本チームは参加メンバーからして実力は上(シングルスに
関しては)なのでしょうが、負けたときに失う物的にも
精神的にもリスクの大きい戦いとなりました。

まぁ、結果的には初日にシングルス二戦を奪い、負ける可能性
のあったダブルスも勝利して、二日目に勝敗を決めたのですが、
参加していたメンバーはほっとしたというのが正直なところ
ではなかったでしょうか。

勝たなければいけない戦いをきちんとモノにした。それは
評価に値すると思います。

さて、次の日本チームの試合は入れ替え戦。ワールドグループ
入りが掛かった試合で全てが格上の国との戦になります。
勝って当然の試合をきちんと勝利した日本人プレイヤーが
チャレンジャーの立場でどんな試合ができるのか楽しみにしたい
と思っています。プレイヤーはひとつの試合の勝利をきっかけ
にいろいろなものを学び、身につけるものです。プロを名乗り、
世界に出て行くことをテニスをやり始めたときに考えていた
世代の日本人プレイヤーが結果を求められたときにどんな
パフォーマンスを発揮するのか、見守りたいと思います。

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