はっさくがスーパーで見るようになり、花粉の情報が
メディアに出るころ。年度末が近づき、数字を上げなければ
いけないレコード会社が手っ取り早く売り上げをあげる
ために出すであろう作品が日本のトップミュージシャンの
ベスト盤です。

まぁ、そういった製作サイドや経営側の思惑というのは
透けて見えるのですが、そんなビジネスサイドの方向性が
安直な作品につながってしまうと、コアなファンであっても
買うことなく、レンタルで済ましたり、好きな作品の
ダウンロードだけという消費行動になってしまうことでしょう。

ビジネス的な考えをよりよい商品につなげたり、批評する
サイドをうならせたり、コアなファンはもちろん、いい
作品だと知ったり、評価された作品には飛びつくという
人を捕まえるようなあり方は大事だと思います。

持っている音源や権利をどのように新しい何かをクリエイト
するために使えるのだろうか。ディレクションサイドの
知恵と能力がベスト盤には問われて、それを高いレベルで
クリアし、昇華させた作品は商業的にも、作品的にも
高い数字や評価がついてくるのだと思います。

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