ロシアという国が輸出して稼ぐことができるのは何だろうか。
簡単に思い浮かぶのは資源と兵器です。

そのロシアが寒さに困る相手にタフネゴシエーターぶりを
発揮しています。まぁ、イタリアから北の連中にとっては
冬の寒さというのはハードなものであり、それをしのぐには
当然石油や天然ガスというのは必要となってきます。

自国の国民を優先しながら、できれば高値で売りたい。
そして、なるべく備蓄はとっておきたい。真冬のモスクワで
プーチンはそう考えているのでしょう。

イタリアのHPを見ていたらテレビも新聞もこのモスクワとEU
との煮詰まってきた感じがするこの話題を取り上げています。
まぁ、イタリアのように、原発にはNOを言い、それでいて
北部イタリアはウィンターオリンピックをやるほど寒いわけで
必要なものは輸入しなければいけない。そんな中でのブリュッセル
とモスクワのトップレベルの会談に注目していますね。

そう考えると、日本という国はある意味幸せですね。

アラブ系諸国と割合いい関係を有している。目先のエネルギー
に枯渇感を感じることがない。それは日本の立ち位置や
外交がそうさせているのだと思います。

個人的にはそれがいいことなのかという疑問を感じます。
まぁ、パチンコやコンビニのような場所が日本中のいたるところ
にあり、朝から晩まで電力消費をしている。私の愛する小津や
溝口の描いた日本にそんな景色はなかったし、昔の日本は
近年の日本のように夏場に今ほど暑くなかった気がします。

石油やガスに困らないことはいいことだと思うのですが、
電気の使い方が無駄が多かったり、景観を損ねている気がして、
それを気にかけてしまう私です。

まぁ、日本の総理大臣がアラブ系諸国、石油産出国を
訪問し、資源を求める姿を見るたびに、日本人のライフスタイル
を維持するためにああやって頭を下げて歩く歴代の総理には
この一点において深く同情します。

そんな私は車は乗らない。パチンコやらない。コンビニは
よほどの用がない限りいかない。そして、寒かったら一枚
羽織り、暑かったら一枚脱ぐようにしています。

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