追悼 仲谷昇

2006年12月5日 日常
年に一回は我が家のビデオライブラリーの中からじっくり
見たい作品があります。テレビ番組だったり、映画だったり、
コンサートだったりとジャンルは多様ですが、どのタイプも
作り手と演者が高いレベルで美しい融合を見せたときに傑作が
できあがるのは一つの統一した真実です。

私が毎週楽しみにしていたテレビ番組『カノッサの屈辱』
あの番組における仲谷昇さんは圧倒的な存在感を見せてくれました。
彼だからこそ、彼がいたからこそ、あの空気感や重みを
感じることができました。

その仲谷さんがお亡くなりになってしまいました。

『カノッサの屈辱』という作品。そして、競馬の解説など、
あの人のカラーやキャラクターが画面にあふれたときに
私はリモコンを握ることなく、ひとつのチャンネルを
見続けていました。

まだまだやってほしいことや話してほしいこと、競馬の
予想などを聞きたかったのに、息を引き取ってしまいました。

つらいし、残念で、まだこの文章を書いていても気持ちの
整理がつかないでいる私です。

ご冥福をお祈りします。

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