ストック1000選手権を制し、SBKの世界選手権や
イタリア選手権に参戦するも、才能と順位に開きのあった
感のあるロレンツォ・アルフォンシがワークスマシンで
スーパースポート世界選手権に参戦する機会を得ました。

チームはメガバイクホンダ。マシンは当然のことながら
ホンダCBR。ホンダが自信と誇りを持って世に問う新型の
600のマシンを駆ることになります。

このチョイスは彼にとってはチャンスであるとは思うのですが、
難しいモノも含んでいます。マシンのキャラクターがリッター
バイクと600で違うこと。ヤマハ育ちの彼でドゥカティの
マシンを走らせたことはありますが、初めてホンダのマシン
をライディングすること。そして、チームメイトはスズキ、
ホンダで優勝の何戦も勝利を奪ったことがある勝ち方を
知っている藤原であるということ。

しかしながら、マシンがCBRであること。チームにスーパー
スポートクラスでの経験が豊富であることなどは明らかに
有利な材料でしょう。

期待と不安。アドバンテージとディスアドバンテージが
重なりあう状況に身を置いた彼がどんな走りをするのだろうか。
まずは、12月の19,20,21とカルタへーナでの
テストを注目したいと思っています。

コメント