編集長が変わり、変身しようとしている週刊プロレス。
先週の水曜日に発売になった誌面を見ていて、すぐに
思い浮かべたのが野球好きなコアなファンが呼んでいる
雑誌『野球小僧』です。

あの雑誌の野球に対する愛の強さと探究心の深さには
読みながら驚いたり、感嘆したりすることが多いのですが、
マニアックにひとつの技術を掘り下げていったり、
現象を数値化して、何かの法則を導いてみたり、
未来のスタープレイヤーや過去の名プレイヤーに内面に
迫るインタビューをしたりして、読者にいろいろなことを
考えさせてくれたり、思いをめぐらせたりしてくれます。

今出ている週刊プロレスの内容というのは、かつての
ターザン山本の指揮でライターが思い思いの気持ちを
試合を見た後書き連ねていくというスタイルから少し
引いてみせて、プロレスという分野である試合スタイルの
タッグマッチでの選手の戦い方や気持ちの持ち方などに
焦点を当てて、記事にしたものでした。

野球も見て、プロレスも見る人。そして、試合を活字で
振り返ったり、考えたりするファンにとって週刊プロレス
の現在の方向性というのは『野球小僧』なんだなと思わせる
最新号の週刊プロレスでした。

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