MotoGPの最終戦のヴァレンシア。タイトルに王手を掛け、
ポールポジションを奪い、圧倒的に有利に日曜日の午後を
迎えたのはヤマハを駆るイタリア人ライダーでした。

しかし、彼はスタートをミスし、さらに前方を追いかける展開
の中で、転倒して致命的なタイムロスをしてしまいました。

これでタイトルを取ることになったのがニッキー・へイデン
でしたが、ちょっとなぁという感じがしますね。

いいライダーであるとは思うのですが、アメリカホンダの
後押しでレギュラーライダーになったという印象やら
どこへ行っても英語だけで通してしまうことなど
何か才能と能力で道を切り開いてきたというより、
周りがお膳立てしてくれて、それに乗っかってキャリアを
重ねてきたという感じを抱いていますし、優れた開発能力
というものを感じさせない上に、多くのアメリカ人がそうで
あるようにどこでも母国語だけで通してしまう。

順風満帆で世界一のバイクメーカーの傘の中でやりたいことを
やっている男という印象しか抱けないでいます。

ヘイデンの世界王座獲得よりも、代役で急に走ってくれと言われ
ヴァレンシアで世界の列強に影を踏ませぬ圧倒的な走りを
して優勝したベイリスとヤマハ陣営のワンアンドオンリーの
エースとしてチームやメーカーの考え方や方法論を変えて
ホンダに立ち向かっていったロッシに大河ドラマ的なストーリー
と挑戦者としてのスピリットを感じ、積極的な支持を
していた私です。

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