F1というとんでもない世界で長く生きていくには高いレベル
でハイテクと馬力が究極のレベルで融合しているF1マシンを
運転する能力と同時に肉体的、精神的なタフさ、頭のよさ、
闘争心の強さやスタッフやスポンサーに愛される人柄など
様々な要素が必要となってきます。

彼の素晴らしい部分と悪魔性の部分(まぁ、人を押しのけて
前に行く世界なのである部分での悪さが必要不可欠なのですが)
がマシンの開発を進めたり、チームをひとつにまとめたり
して、それを結果に結び付けてきました。

数字上のタイトル獲得の数少ない可能性を感じながら、
最後までほかのドライバーとの違いや差異を見せながら
F1ドライバー最後のチェッカーを受けた彼は凄みと能力を
見せながらサーキットを後にします。

体力や精神力の消耗を見せずに(実際は確実に衰えはあったと
思いますが)実力を見せ付けて、周囲がまだやれるはずなのに
と思われながらサーキットを去る彼は幸せな引き際を
見せてくれたと思います。

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