スーパーバイク世界選手権ドイツラウンド SBK初日
2006年9月15日 スポーツドイツでベイリスは二度目の王座を射止めるのか、芳賀が
それを阻止してイモラ、マニクールまで引き延ばすのか、
オランダの結果からほぼ確定的となったゼロックスドゥカティ
ライダーの人生二度目の世界最高峰への到達にあと一歩と
迫ったドイツでのレースウィーク。
今のベイリスは強い、そして速い。手がつけられない速さという
のを初日に見せてくれた。午前中にただ一人38秒台をたたき出した一回目の予選も元気満々。やはりこの午後の一回目の予選
でも38秒台に入れてきてモニターのトップに立つ。
これに対して立ち向かっていったのが現在ゼッケン1をつける
もう一人のオージーであり、トロイの名を持つコーサーである。
懸命なプッシュでストレートから大きなアールのあるこの
サーキットを攻め続けて38.5に入れて、一回目の予選を
二番手で終えることとなった。
三番手はそのコーサーの僚友である加賀山である。チームメイト
からコンマ3秒差の三番手。コロナアルスタースズキはビール
の国のドイツで初日を2−3という順位でスタートとなった。
四番手には僅差でピット。五日前のオランダでの快走の
勢いをそのままに力走。彼も38秒台に入れてきた。
五番手にムジェリッジ。彼までが38秒台。以下ランツィの
ドゥカティ、芳賀のヤマハ、トーズランドのホンダ、今回
ここをはじめて走るバロスがファイアブレードを九番手に
押し上げて、トップテン最後はウォーカーである。
午前も午後もベイリスの勢いは変わらない。ここで二連勝
したら問題なくタイトルを決定することとなるが、その
可能性の高さが大きくなったように思える。とにかく
タイムの出方がいい。走り出していきなりいいタイムを出して、
さらにそのタイムをマークしてピットインして、何かを足したり、
引いたりしてさらに上積みを図る。迷いがないし、チーム
の方向性がぶれることがなく、まっすぐに理想とする方向に
向いていることがタイムの上がり方から容易に推察できる。
一方タイトル決定を持ち越すには芳賀の頑張りが必要であるが
何かムードというか、明るさがないように思える。まぁ、
土俵際まで追い詰められた側から勝者の明るさや解放的な
空気感がないのは当然だろうが、何かのきっかけがないと
この週末苦しいのではないだろうか。
同じようなことはランツィにも言えていて、同僚はタイトル
一歩手前でいくつも勝ってきているのに、このロマニョーロは
いまだに未勝利。昨年初優勝をあげたこのサーキットでも
苦しんでいる。
金曜日の午後までに速く走れる何かを見つけて、それを
仕上げている人と土曜日までにタイムを削るために何かを
見つけなければいけない人との差が残酷さを背景に鮮やかに
浮かび上がった一回目の予選であった。
それを阻止してイモラ、マニクールまで引き延ばすのか、
オランダの結果からほぼ確定的となったゼロックスドゥカティ
ライダーの人生二度目の世界最高峰への到達にあと一歩と
迫ったドイツでのレースウィーク。
今のベイリスは強い、そして速い。手がつけられない速さという
のを初日に見せてくれた。午前中にただ一人38秒台をたたき出した一回目の予選も元気満々。やはりこの午後の一回目の予選
でも38秒台に入れてきてモニターのトップに立つ。
これに対して立ち向かっていったのが現在ゼッケン1をつける
もう一人のオージーであり、トロイの名を持つコーサーである。
懸命なプッシュでストレートから大きなアールのあるこの
サーキットを攻め続けて38.5に入れて、一回目の予選を
二番手で終えることとなった。
三番手はそのコーサーの僚友である加賀山である。チームメイト
からコンマ3秒差の三番手。コロナアルスタースズキはビール
の国のドイツで初日を2−3という順位でスタートとなった。
四番手には僅差でピット。五日前のオランダでの快走の
勢いをそのままに力走。彼も38秒台に入れてきた。
五番手にムジェリッジ。彼までが38秒台。以下ランツィの
ドゥカティ、芳賀のヤマハ、トーズランドのホンダ、今回
ここをはじめて走るバロスがファイアブレードを九番手に
押し上げて、トップテン最後はウォーカーである。
午前も午後もベイリスの勢いは変わらない。ここで二連勝
したら問題なくタイトルを決定することとなるが、その
可能性の高さが大きくなったように思える。とにかく
タイムの出方がいい。走り出していきなりいいタイムを出して、
さらにそのタイムをマークしてピットインして、何かを足したり、
引いたりしてさらに上積みを図る。迷いがないし、チーム
の方向性がぶれることがなく、まっすぐに理想とする方向に
向いていることがタイムの上がり方から容易に推察できる。
一方タイトル決定を持ち越すには芳賀の頑張りが必要であるが
何かムードというか、明るさがないように思える。まぁ、
土俵際まで追い詰められた側から勝者の明るさや解放的な
空気感がないのは当然だろうが、何かのきっかけがないと
この週末苦しいのではないだろうか。
同じようなことはランツィにも言えていて、同僚はタイトル
一歩手前でいくつも勝ってきているのに、このロマニョーロは
いまだに未勝利。昨年初優勝をあげたこのサーキットでも
苦しんでいる。
金曜日の午後までに速く走れる何かを見つけて、それを
仕上げている人と土曜日までにタイムを削るために何かを
見つけなければいけない人との差が残酷さを背景に鮮やかに
浮かび上がった一回目の予選であった。
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