気温も低ければ、路面温度も低い、さらに200馬力以上の
リッターバイクで走るには新しいレイアウトはいささかスロー
で気持ちが入っていかない。テンションの低さを招きながらも
心のエンジンに火を入れるライダーたち。二日目の予選と
スーパーポールである。

前日のタイムが良すぎたベイリスはさらなるタイムアップを
図るために集中しているように見えずにレース用のセット
アップを試しているようなセッション前半に見えた。
まぁ、路面温度のことや初日のタイムとライバルとの差を考える
とありえることだろう。

セッションの最初の30分を過ぎてもなかなか前日のタイムを
上回るライダーがいないが、トップグループがピットインして
セットアップに頭を悩ましている間に後続のライダー単独走行
でタイムアップしてくた。路面グリップがよくなり、少々では
あるが路面温度も上がってきたのがGOのシグナルとなったのか
アタックを開始し始めるトップライダー。40秒台前半に
入れてくる。そこにベイリスが登場、コンスタントに40秒台
前半を続けてアタックをして出したタイムは39秒フラット。
誰も追いつけないタイムであった。

二番手にトーズランド、三番手に加賀山、四番手にファブリツィオ
と39.4で続き、芳賀、ニエトの二人が39.7で五番手
六番手、バロスが続き、タイム更新ができなかったランツィ
が八番手、以下、コーサー、ムジェリッジというトップテンで
あった。

スーパーポールは午後の四時から。

その前に二時四十五分からの一時間のフリー走行で何かを
見つけたり、重ねることができたらスーパーポールの序列も
変わってくるのは当然のこと。それが具現化されたのが
今回のスーパーポールであった。

なんとトップがコーサーでタイムが38.9である。
速いなぁと感嘆したベイリスのタイムを塗り替えての
ポール獲得。さらに芳賀、加賀山と続き、ベイリスは
四番手となってしまった。

以下、バロス、ムジェリッジ、トーズランド、ピットと
続き、ニエトが九番手でトップテン最後がランツィという
オーダー。まぁ、アッセンというサーキットの特殊性と
スーパーポールという予選形式がこういった二度目の公式予選
までの序列を覆す結果となった。

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