不謹慎だし、ホンダやテンカーテに怒られるかもしれないが。
2006年8月7日 スポーツ一人のライダーが独走を続け、勝ち続ける。それも国内
選手権ではなく、世界の列強が集まり、レベルの高い
カテゴリーの世界選手権でそれをやってのける。それは
本当にすごいことだし、素晴らしいことだと思います。
しかし、これは本当に私の勝手な見方であり、都合だと
思うのですが、そんなレースは見ていてつまらない。
全盛期のタイソンのヘビー級のボクシング、シューマッハーが
二桁勝利に近づいた時期のF1,ナブラチロワが年に一回か
二回しか負けなかったころの女子テニス。王者が飛びぬけて
いて戦いの前に勝敗の大体の予想がついてしまうというのは
見る側としてはつまらなかったですね。
同じようなことは今年のシーズンが始まってからの
スーパースポート世界選手権にも当てはまりました。
チームは王者チームのテンカーテ、マシンはここのところ
タイトルを奪っているホンダのCBR、そしてライダーは
世界王者のシャーペンティエ。ライダーが速く強く走る
ための道具も環境も全てが揃っている状態でフランス人の
王者はアナザープラネットの走りをカタール、オーストラリア、
スペインと続けてきました。
オランダのチームで日本のマシンに乗るフランス人が圧倒的に
勝ち続けてタイトルを防衛するのだろうなと世界中のレース
ファンが思っていたところにシャーペンティエがブルノでの
テスト中にクラッシュして、体を痛めてしまいミザノアドレアティコ
でのレースを欠場するというニュースが入ってきました。
さらにブルノで復帰したシャーペンティエでしたが、
体調は完調ではなく、優勝争いをできずに終わりました。
ミザノアドレアティコでは地元のマッシモ・ロッコリが
ヤマハのR6を駆って優勝。そして、ブルノではヤマハジャーマニー
のカーテンがやはりヤマハのスーパースポートの最高傑作の
R6を勝利で勝利に導き、イギリスのブランズハッチに
舞台を移しました。
ブルノから二週間後に王者は復活するのか、あるいは
今季優勝しているティべりオ、ロッコリ、カーテンといった
ライダーが二勝目を挙げるのかと注目していたレースファン
は今季五番目のレースウィナーを目撃する生き証人と
なりました。
勝ったのはヤマハジャーマニーのパークス。二位にはチーム
メイトのカーテン、三位はソフオグル。以下、ハームス、
クラッチロウと続き、シャーペンティエは六位でした。
これでポイントテーブルのトップはシャーペンティエと
カーテンが同点となりました。モンツァまでのシーズンからは
考えられない展開ですが、考えられないリアルがドキュメント
として存在しています。
それもこれもシャーペンティエのテストライド中のクラッシュ
から始まったことですが、上げ潮状態のヤマハジャーマニーに
反撃していくシャーペンティエを見ることができるというのは
私から見ると面白い状況になりました。
王者が飛びぬけているのはつまらない。群雄割拠が面白い。
まったくもって不謹慎だし、ホンダの関係者やテンカーテの
チームスタッフに怒られるかもしれませんが、シーズン
前半には思いもよらなかった流れが生まれて、このスーパー
スポート世界選手権は激しさと美しさが生まれてきている
気がします。
次のオランダのアッセンはシャーペンティエが昨年タイトル
を決めた場所ですが、今回は劣勢に立たされて戦います。
そして、このオランダ北部のサーキットは特別な場所であり、
昨年、ファビアン・フォレが人やモノや予算などテンカーテ
ホンダとは違いや差がある中、ライダーの腕と能力でそれらを
埋め合わせてインプレッシブな優勝を遂げた場所です。
テニスファンにとってのウィンブルドン、ゴルフファンに
とってのオーガスタナショナルゴルフクラブが特別で
あるようにライダーやレース関係者にとって色々な意味合いと
重要さを持つアッセンでどんな戦いが待っているのか今から
楽しみです。
選手権ではなく、世界の列強が集まり、レベルの高い
カテゴリーの世界選手権でそれをやってのける。それは
本当にすごいことだし、素晴らしいことだと思います。
しかし、これは本当に私の勝手な見方であり、都合だと
思うのですが、そんなレースは見ていてつまらない。
全盛期のタイソンのヘビー級のボクシング、シューマッハーが
二桁勝利に近づいた時期のF1,ナブラチロワが年に一回か
二回しか負けなかったころの女子テニス。王者が飛びぬけて
いて戦いの前に勝敗の大体の予想がついてしまうというのは
見る側としてはつまらなかったですね。
同じようなことは今年のシーズンが始まってからの
スーパースポート世界選手権にも当てはまりました。
チームは王者チームのテンカーテ、マシンはここのところ
タイトルを奪っているホンダのCBR、そしてライダーは
世界王者のシャーペンティエ。ライダーが速く強く走る
ための道具も環境も全てが揃っている状態でフランス人の
王者はアナザープラネットの走りをカタール、オーストラリア、
スペインと続けてきました。
オランダのチームで日本のマシンに乗るフランス人が圧倒的に
勝ち続けてタイトルを防衛するのだろうなと世界中のレース
ファンが思っていたところにシャーペンティエがブルノでの
テスト中にクラッシュして、体を痛めてしまいミザノアドレアティコ
でのレースを欠場するというニュースが入ってきました。
さらにブルノで復帰したシャーペンティエでしたが、
体調は完調ではなく、優勝争いをできずに終わりました。
ミザノアドレアティコでは地元のマッシモ・ロッコリが
ヤマハのR6を駆って優勝。そして、ブルノではヤマハジャーマニー
のカーテンがやはりヤマハのスーパースポートの最高傑作の
R6を勝利で勝利に導き、イギリスのブランズハッチに
舞台を移しました。
ブルノから二週間後に王者は復活するのか、あるいは
今季優勝しているティべりオ、ロッコリ、カーテンといった
ライダーが二勝目を挙げるのかと注目していたレースファン
は今季五番目のレースウィナーを目撃する生き証人と
なりました。
勝ったのはヤマハジャーマニーのパークス。二位にはチーム
メイトのカーテン、三位はソフオグル。以下、ハームス、
クラッチロウと続き、シャーペンティエは六位でした。
これでポイントテーブルのトップはシャーペンティエと
カーテンが同点となりました。モンツァまでのシーズンからは
考えられない展開ですが、考えられないリアルがドキュメント
として存在しています。
それもこれもシャーペンティエのテストライド中のクラッシュ
から始まったことですが、上げ潮状態のヤマハジャーマニーに
反撃していくシャーペンティエを見ることができるというのは
私から見ると面白い状況になりました。
王者が飛びぬけているのはつまらない。群雄割拠が面白い。
まったくもって不謹慎だし、ホンダの関係者やテンカーテの
チームスタッフに怒られるかもしれませんが、シーズン
前半には思いもよらなかった流れが生まれて、このスーパー
スポート世界選手権は激しさと美しさが生まれてきている
気がします。
次のオランダのアッセンはシャーペンティエが昨年タイトル
を決めた場所ですが、今回は劣勢に立たされて戦います。
そして、このオランダ北部のサーキットは特別な場所であり、
昨年、ファビアン・フォレが人やモノや予算などテンカーテ
ホンダとは違いや差がある中、ライダーの腕と能力でそれらを
埋め合わせてインプレッシブな優勝を遂げた場所です。
テニスファンにとってのウィンブルドン、ゴルフファンに
とってのオーガスタナショナルゴルフクラブが特別で
あるようにライダーやレース関係者にとって色々な意味合いと
重要さを持つアッセンでどんな戦いが待っているのか今から
楽しみです。
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