SBKのミザノアドレアティコ。日本人のレースファンは
あまり、注目していないのでしょうが、STK1000とU-18STK600
の結果というのは何か近い将来に面白いことが起きそうなことを
想像してしまうものがありました。

まずはSTK1000。ポリータの勝利は想定内ものであり、予想が
十分ついたものでしたが、MVアグスタを駆るイタリア人二人
バドヴィーニとスカッサが表彰台に登るというのは考えられ
なかったですね。

今季のアグスタ勢の活躍ぶりはひょっとしたら来年には
SBK世界選手権に出てくるなんてこともあり得るかも知れません。
まぁ、ずっと前からドイツ選手権を戦っているトイヘルト
はやりたいと訴えていますけどね。

そして、STK600ですが、シメオンのスズキとカネパの
ドゥカティの二人以外に誰が戦えるレベルに達するのかと
思っていたのですが、赤旗中断ということになりましたが、
カワサキライトスピードのジュリアーノがミザノを制しました。

チームにとってミザノというのは、同じエミリアロマーニャ
州で行われるレースであり、大きな意味を持つ舞台だったの
ですが、カワサキがこのカテゴリーで勝ったこと、シメオンと
カネパにドッグファイトを挑むことができたこと、そして、
独走するライダーが出なかったことなど色々な興味を持つ
レースとなりました。

何かが生まれ、何かが崩れたミザノ。ファイターたちによる
協奏曲は続きます。

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