マリア・エレナ・カメリンというプレイヤーと私はかつて岐阜の
カンガルーカップで出会い、ここプラハで久しぶりに再会しました。
さすがに日本人の私がイタリア語を話して、メディアセットの
手伝いをしていたり、イタリアのバイクチームのお世話をしたり
する人となると印象が強いようで、顔を見たらすぐに思いだし
ましたね。

そんなカメリンとプラハで会ったのですが、ここチェコという
国ではスポーツベティングが盛んです。まぁ、サッカーでも
自国の試合だけでなく、ブンデスリーガやセリエAのみならず
何と日本のJリーグを賭けていたり、アイスホッケー世界選手権
でも予選リーグから賭けの対象にしています。

というわけでスポーツ新聞を片手に練習を終えたカメリン
と話していて、今日はこんなオッズになっていると話すと
真剣なまなざしで読んでいましたね。

別れ際、『明日も来るの』と言われ『間違いなく、来るよ。
君の試合を見に来る。君の勝利に賭けるかどうかわからない
けれど。』と話すと『賭けるのはやめてよ。』と言われましたね。

まぁ、プレイヤーは勝つことばかり考えているのでしょうが、
賭けの対象になって、負けて目の前の人間が損したとか
金を失ったとなると嫌なものなんでしょう。

彼女の気持ちが分かるのと同時に、武豊がディープインパクト
に搭乗した時のように十万以上のお客さんが馬券を片手に
注目している中で勝つことの大変さを改めて知った私でした。

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