誰がシャーペンティエを止めるのか。何が王者を阻むのか。
強すぎる横綱を破るのは誰かという視点でしか見ることができない
このクラス。モンツァで再びフランス人は全てのライダーを
引き離して圧勝するのかが焦点であったモンツァ。

曇り空の金曜日。風も結構強い。各チーム、空を見上げながら
昨年のデータや先週イタリア選手権に出走したライダーは
最新の走行資料などを参考にピットアウト。

ホンダパワーという言葉があるが、ホンダ勢の調子がいい。
ロングストレートに高速コーナー。最近できたサーキットと
違ったキャラクターを有するモンツァでヴァレンシアのような
サーキットは嫌いだがここは好きだというライダーがまさに
水を得た魚となっている。

そんな中で、セッション中盤にはいり衝撃のタイムをたたき出した
のがやはりシャーペンティエであった。51秒台に入れて、
さらにもう一周走って出したタイムが51.061。
ライバルに対してとんでもない一撃であり、一発であった。

毎回意気消沈ばかりしていられないライダーが彼の背中を
追い越そうとする。藤原、カーテンといったライダーが懸命の
アタックをして追いつこうとするものの藤原は51.8
カーテンは52秒フラットであった。

まぁ、毎度のことながらシャーペンティエの速いこと。
初日に藤原にコンマ8のマージンである。そして、レコード
樹立。アンタッチャブルな彼の走りはここでも健在である。

藤原やカーテンのタイムが決して悪いのではない。フランス人が
早すぎるのである。

PPがシャーペンティエ。二番手に藤原、三番手にカーテン、
四番手にソフオグル。二列目にティベリオ、ヴィッツィエッロ、
パークスとホンダ一台、ヤマハ二台が続き、ザイゼルの
ドゥカティ。スティゲフェルト、ハームスのホンダが
9,10番手というトップ10であった。

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