昨年、FIMカップSTK1000選手権で激しくケイミューレンや
ソフオグルと戦い、今季戦いの場をスーパースポートに移した
マッシモ・ロッコリ。そんな彼をミザノアドレアティコでの
テストセッション中にキャッチして話を聞きました。
(分責yasumarzo 言語 イタリア語)

yasumarzo(以下yasu)

昨年のR1を走らせていた印象が強くて、どうもこのチームの
同じカラーリングでR6を走る姿がまだ馴染まないけれど、本人
は600を走らせることにはもう慣れたのかな。

massimo roccoli(以下mm)

yasuは私の姿を昨年、SBKのヨーロッパラウンドとイタリア選手権
で見ていて、R1と私の印象が強いけれど、実はキャリアの中で
R6を走らせていた時期のほうが長いんだ。

一昨年もその前もイタリア選手権、R6カップなどでずっと
ヤマハの600を走らせていたからね。だから、リッター
バイクより、こちらの方が馴染みがあるんだ。まぁ、体の
大きさからも言って1000より600の方が私にも向いている
からこっちの方が走りやすいしね。

yasu

なるほど。では、以前、乗っていたR6と現行モデルのR6の
違いは大きいのかな。

mm

すごく、大きい。もちろん、マシンの進化というのは早いし、
さらに強さと速さというのは増している。基本的なマシンの
キャラクターというのは変わらないけれどね。

yasu

今年のR6というのは、登場前から世界中でR6の歴史の中で
最高傑作だと言われていたけれど、実際乗ってみて、どう
思う。

mm

確かにストリートバイクとしてはそうだと思う。しかし、
コース上ではホンダのCBR。とりわけテンカーテホンダの
CBRの強さを率直に認めなければいけない。我々のマシンの
基本性能は素晴らしいけれど、そこに何かを加えて、差を
つめていかないと彼らに追いつけないし、抜けない。

yasu

さっき、インタビューしたヴィッツィエッロも同じような
ことを話していたけれど、それがR6を走らせていて、
シャーペンティエの速さを見ている人の共通認識なんだろうね。
では、今季の目標を

mm

特にないけれど、高いレベルの選手権の走りに慣れることだね。
そして、できるだけ走りきって、できうる限りのポイントを
ゲットしてレースを終えることだね。そして、来年に備える
ことだと思う。我々のチームも二台のR6を世界選手権で
走らせるのは初めてだし、私もスーパースポートで参戦するのも
初めてだから、覚えたり、学習することが必要だからね。

yasu

ありがとう。期待しているよ。

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