名古屋という場所に関しては愛と憎しみがコインの表と
裏の関係のように同居しています。名古屋メシが好きだし、
物価の安さやけち(経済的とも言う)なところなども
そうですが、同時に嫌いなところが存在しますね。
それは環境問題に関する意識の低さです。

『車がないと、名古屋は不便だ。』という言葉を生まれてから
ずっと聞かされています。しかし、それは本当なのかという
思いも強く抱いている私。名古屋ほどの規模の大きさで、
地下鉄もバスもJRも名鉄もあるのだから、これを使って
移動する気になれば、それほど不便を感じないと思いますね。

確かに伊勢湾台風の被害を受けてから、名古屋の金持ち連中が
名古屋の西や中央から東のほうに家を構えて、インフラ整備
などが栄から東側に発達したのは確かです。
しかし、その一方で賃料の安いアパートや団地に住む
名古屋西部の人口が増えてきて、そこから会社や学校に通う
人も増えてきて、それに伴い東山線の延長やらJR関西線の
戸田駅の開設、あおなみ線の着工とサービス開始ということ
が起きました。

それでもなおかつ車で移動する人が多いというのは、
単純に車を運転するのが好きだとか、公共交通が嫌いだと
いうような気がしますね。

でもって、思うのがそんな名古屋人の環境意識の低さです。

車に乗る人というのは本当に怠けている人が多い気がします。
ちょっとコンビニに行くのも車だったり、パチンコ屋は
大きい駐車場にかなりの数になり、曜日と時間帯によっては
満車だったりする。

そんなに車ばかり乗っていると徒歩十分の距離が遠く感じて
歩くことがおっくうになって、健康を害する人が増えたり、
交通渋滞と騒音と排気ガスを撒き散らしてろくなことが
ないと思いますね。

ましてやそんなドライバー達がコンビニで買い物したり、
パチンコをやっていたりするとなると、排気ガスを出して
電力消費が大きい場所で余暇時間を過ごすことになる。
そんな連中が夏場に『暑い』と口にするのは間違っている
と思いますし、自分の子供や孫が可愛くないのかなと
思えてきます。

私は五年後や十年後に名古屋の夏がより暑くなっているのは
嫌ですから自転車でかっ飛ばし、電力消費の激しい場所で
消費活動をしないようにしています。

世の中には間違っているのが多数派で、正しいのが少数派
であるケースが存在するなと思う私です。

それにしても、あの昨年のクリスマスイブの朝は前日の
豪雪で車が走っていなくて、空気というのはこんなにきれい
なんだと自転車で走っていて実感しましたね。車で動いて
ばかりいる人もそう思って、何かを感じてほしいと思った
のですが、名古屋人は変わらない気がするなぁ。

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