Vリーグはなぜ盛り上がりに欠けたのだろうか。
2006年3月18日 スポーツバレーの日本ではトップリーグである、Vリーグが男女ともに
優勝チームが決まって、シーズンエンドとなりました。
しかしながら、どうもバレーのワールドカップや国際大会の
時のような盛り上がりがなかったですね。
確かにお客さんはクライマックスのウィークには入っていた。
しかしながら、世間を巻き込んだ熱というのはなくて、バレー
ファンだけが行っていた。あるいはジャニーズやフジテレビの
思惑に左右されないコアなファンだけが観戦していた気がします。(そんなファンが存在することは幸せなことであり、
美しいことだと思いますが)
やっていることは世界水準でも結構高いものがあり、見ていて
面白い。そして、学校体育の体育の授業でやったことがある人
もいて、親近感もあるだろうし(私が業界の角の方にいる
バイクのレースの世界にタッチした話をすると、世の中の人
で車の免許は持っているけれどバイクは乗ったことがないと
いう人も多いし、近くでバイクが走るところを目にしたことが
ない人も珍しくない)、部活動などで熱心に活動しているところ
もあるので、バレーという競技に対する距離感という面では
日本人はかなり近いものがあると思います。
では、何故、国内リーグのトップが世間を巻き込んだ盛り上がり
がなかったのか。これは私は日本のシステムだと思いますね。
学校での部活動で県大会や全国大会に出場し、企業の担当者
からスカウトされるのを待って、当該の企業に入社し、
そこで社業をしながら、あるいは籍だけ会社に置いて、
練習に明け暮れる。
こういったシステムが金属疲労を起こしているような気がします。
そして、もう一つはチームと地元が溶け合っていなくて、
遊離している関係性だと思います。
前者に関して言えば、中学や高校の入学者が少子高齢化で
減っていけば、一部のスポーツエリート養成校以外は
部活動に関する費用や人的物的エネルギーを少なくしていく
方向に進むことでしょう。
後者に関すると果たして東レアローズが快進撃をしていた
時に滋賀県の大津の人たちが盛り上がっていたのだろうか。
JTサンダーズの本拠地が広島にあることを知っている人が
どれだけいるのだろうかと考えると、千葉とマリーンズとの
美しい関係性や鹿島とそのサポーターとの地域とサッカーの
融合とは程遠いものを感じます。
そんなVリーグの男子の優勝が新日鉄にお抱えでやっていた
ところから、財布のひもを締められて、クラブチームを組織
して、地元の人に愛されるように活動をしてきた堺ブレイザーズ
が優勝したことと、女子のチームで本社からのサポートを得
られずに活動を休止し、チーム全体で移籍先を探しているが
まだ発表するには至っていないことというのは、何か
近い未来のことをビジブルにしめしている気がします。
地上波のテレビ放送の有無やジャニーズのタレントの露出、
国際試合故に発生する緊張感以外にVリーグがやっていることは
面白くてレベルの高いものなのに世間に届かなかった理由が
存在すると思う私です。
優勝チームが決まって、シーズンエンドとなりました。
しかしながら、どうもバレーのワールドカップや国際大会の
時のような盛り上がりがなかったですね。
確かにお客さんはクライマックスのウィークには入っていた。
しかしながら、世間を巻き込んだ熱というのはなくて、バレー
ファンだけが行っていた。あるいはジャニーズやフジテレビの
思惑に左右されないコアなファンだけが観戦していた気がします。(そんなファンが存在することは幸せなことであり、
美しいことだと思いますが)
やっていることは世界水準でも結構高いものがあり、見ていて
面白い。そして、学校体育の体育の授業でやったことがある人
もいて、親近感もあるだろうし(私が業界の角の方にいる
バイクのレースの世界にタッチした話をすると、世の中の人
で車の免許は持っているけれどバイクは乗ったことがないと
いう人も多いし、近くでバイクが走るところを目にしたことが
ない人も珍しくない)、部活動などで熱心に活動しているところ
もあるので、バレーという競技に対する距離感という面では
日本人はかなり近いものがあると思います。
では、何故、国内リーグのトップが世間を巻き込んだ盛り上がり
がなかったのか。これは私は日本のシステムだと思いますね。
学校での部活動で県大会や全国大会に出場し、企業の担当者
からスカウトされるのを待って、当該の企業に入社し、
そこで社業をしながら、あるいは籍だけ会社に置いて、
練習に明け暮れる。
こういったシステムが金属疲労を起こしているような気がします。
そして、もう一つはチームと地元が溶け合っていなくて、
遊離している関係性だと思います。
前者に関して言えば、中学や高校の入学者が少子高齢化で
減っていけば、一部のスポーツエリート養成校以外は
部活動に関する費用や人的物的エネルギーを少なくしていく
方向に進むことでしょう。
後者に関すると果たして東レアローズが快進撃をしていた
時に滋賀県の大津の人たちが盛り上がっていたのだろうか。
JTサンダーズの本拠地が広島にあることを知っている人が
どれだけいるのだろうかと考えると、千葉とマリーンズとの
美しい関係性や鹿島とそのサポーターとの地域とサッカーの
融合とは程遠いものを感じます。
そんなVリーグの男子の優勝が新日鉄にお抱えでやっていた
ところから、財布のひもを締められて、クラブチームを組織
して、地元の人に愛されるように活動をしてきた堺ブレイザーズ
が優勝したことと、女子のチームで本社からのサポートを得
られずに活動を休止し、チーム全体で移籍先を探しているが
まだ発表するには至っていないことというのは、何か
近い未来のことをビジブルにしめしている気がします。
地上波のテレビ放送の有無やジャニーズのタレントの露出、
国際試合故に発生する緊張感以外にVリーグがやっていることは
面白くてレベルの高いものなのに世間に届かなかった理由が
存在すると思う私です。
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