地元の英雄の勝利の勝利に喜んだオージーたち。そのレース
ファンのためにもうひとつ勝って、昨年の再現を演じたい
トロイ・コーサー。

レース1をコンディションを見極めながら勝利が望めない時は
マシンをなだめながら、できうる限りの最速のタイムを出し、
よくない状況下の中で最良の順位を獲って帰ってくることを
考え、それを全うしたトロイ・ベイリス。二人のバトルを
楽しみにしているオージー達の前でファイティングオペラが
繰り広げられました。

少しハード寄りのタイヤを選択したベイリス。スタート直後
から思い通りの走りを展開し、そして、それを持続させること
に成功した彼に対し、レース1のウィナーのコーサーは
何と三周目を終えて、何とクラッシュを演じてしまいました。

レース序盤でそれほど各車に差がない状態で多重クラッシュ
の危険性がある状態でしたが、好運なことにとんでもない
もらい事故や体を害することなく、後続のライダーも人や
落下物を避けるためにラップタイムは落ちたものの、とんでもな
い事故にはつながらずにレース続行となりました。

最大のライバルの不在とタイヤチョイスの成功で安定して
高いレベルのラップタイムを連発したベイリスに追いつける
ライダーはなく、イージーなサンデイツーリングを披露。
SBKカムバック四レース目にして、キャリア通算23勝目を
フィリップアイランドの午後に挙げることに成功しました。

二位にはトーズランド、三位にバロスが入り、ホンダCBRが
ツースリーフィニッシュ。芳賀、ピットのヤマハR1ユーザーが
4,5位。加賀山のスズキ、ロルフォ、チャウスのドゥカティが
続き、ニエト、ウォーカーのPSG1カワサキの二人が9,10位。
ファブリッツィオ、阿部、ノイキルフナー、キリ、マーティン
までがポイントを獲得したレースでした。

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