いよいよレースシーズンの幕開けが近づいています。
今週末はスーパーバイク世界選手権およびスーパースポート
世界選手権の開幕のカタールラウンドです。他のレースと
違って土曜日が決勝となるレース。準備が一日づつ
早まり忙しい様子ですが、ここでSSに関するニュースが
入っています。

昨日、私が書いたようにダヴィデ・チェカはロザイル
サーキットには現れません。代役を探していたチームは
幾人かの候補ライダーと接触を持ちました。激戦の
このカテゴリーで戦えるライダー。経験や実力など
のファクターから交渉相手を絞り込み、すぐに乗ってくれる
レベルの高い、精神的に強いライダーを考えていた
フランスチームが発表したライダーとはなんと、、、。


アンソニー・ゴバートでした。


世界格式のレースから遠ざかっている彼ですが、業界的に
評価が高いのは知られています。私もかつてこのブログ
にてあの『空が泣いた時、アンソニーが笑った感動の
フィリップアイランド。』『従業員五十人のビモータ
が世界のホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ、ドゥカティ、
アプリリアを引き離して勝利を奪った小さなメーカーの
大きな勝利。』あの『オーストラリアの世紀の番狂わせ』
『フィリップアイランドの奇跡』の偉大なる主人公であり、
脚本家であり、演出家であり、監督であったアンソニーの
素晴らしき日曜日のことを書いたことがありましたが、
ナチュラルボーンライダーの彼が再び世界選手権に
戻ってきます。

果たして何が生まれ、何が壊れるのでしょうか。
彼が才能を発揮できる環境や磁場があれば、何らかの
とんでもないことが産まれるのは歴史が証明しています。

このウィークエンドに何が起きるのか。アンソニー・ゴバート
は発売前から歴史的傑作マシンと評されているR6で世界の
列強にファイトを挑みます。

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