2トップが勝負を決めたクロアチア

テニスの国別対抗戦のデビスカップ一回戦が各地で
行われました。ベラルーシがおととしのチャンピオンであり
強いメンバーがごろごろいるスペインを簡単に破ったのが
驚きであり、衝撃であったのですが、私が興味を持って
見ていたのがディフェンディングチャンピオンのクロアチア
がグラーツまで出かけてアウェーで戦う一戦でした。
クロアチアはピリッチがキャプテンの座を降りて、リュビチッチ
がプレイングキャプテン。メンバーはそのリュビチッチに
アンチッチの二人がシングルスとダブルスを戦うという
必要最小限の布陣でした。

第一シングルスはアンチッチでしたが、2セットのリードを
許してしまったものの、ここから盛り返しての逆転勝利。
第二シングルスはリュビチッチが世界五位の力を見せて
初日を2−0でリードしました。

二日目のダブルスですが、クロアチアペアはオーストリア
ペアに2セットを先制されてしまいました。
しかしながら、ここから反撃開始、2セットオールまで
セットを奪い返してファイナルセットへ。

前日、四時間を越えるバトルを展開していたアンチッチですが
集中力も体力も落とさずにいい集中力を発揮してゲームを
展開。後がないオーストリアもやはり地元の声援を受けて
高いレベルでの攻防となりました。

しかしながら、タイブレークのないファイナルセットを
8−6で奪い決着をつけたのはクロアチアでした。

このダブルスも四時間を越える熱闘。国の名誉をかけて
戦うデビスカップで初日のシングルス、二日目のダブルスを
四時間を越えるバトルをしたアンチッチでした。

アンチッチとリュビチッチの二人だけで二回戦進出を決めて
デビスカップタイトルの防衛に少しだけ近づいたのですが、
それにしてもこのクロアチア2トップが勝てればいいのですが
勝てなかったり、ほかのプレイヤーをあてにしなければいけない
時にはどんなことになるのでしょう。