wtaのhpや各メディアのhpを眺めていると、やたら
ーOVAと名前の最後に付く選手を目にします。テニスという
競技のオリンピックでの採用というのが、かつてのソ連の
プレイヤーの参入を促し、冷戦の崩壊が旧ソビエト連邦の
国々からの世界ツアーの参戦を後押しして、今の世界のトップ
から中堅どころにロシアおよび旧ソビエト連邦のプレイヤーが
たくさん出てくる状況になりました。

先週の東レパンパシフィックオープンのヒンギスの勝ち上がり
を見てみると、QFがキリレンコ、SFがシャラポワ、そして
日曜の決勝がディメンティエバ。世界のトップが集まった大会
で優勝するのに、三人のトップクラスのロシア人を破る必要
がありました。

そのヒンギスにとっての三人目のロシア人であるディメンティ
エバが完璧な出来を見せて、ティア?大会での初優勝をかっさ
らっていきました。何とヒンギス相手にセカンドセットは
ベーグルなんてありさまでした。

確かにヒンギスの調子も前日のシャラポワ戦のような感じ
ではなかったのは確かでしょう。しかしながら、この日の
ディメンティエバの出来は素晴らしいもので、ティア?大会
を勝てるレベルの高さを証明していました。

ロシアの層の厚さを感じましたね。

テニスにそれほど興味のない人や、何気なく見ている人には
シャラポワの活躍と優勝を望んでいた人が多かったと思いますが
ロシアには強いプレイヤーがいて、シャラポワを見事な試合
で打ち破ったヒンギスを一方的に打ち負かすプレイヤーがいる
ことがリアルに理解できたのではないでしょうか。

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