昨年のデビスカップの決勝戦のシングルスにもダブルスにも
カロル・ベックの姿はありませんでした。いくつかの情報を
整理すると彼は腕の怪我が試合までに治りきらなかったために
ミロスラフ・メチージュは苦渋の決断で初日のシングルスに
クチェラを使うという布陣を決めました。

それに対して、対するクロアチアのニッキ・ピリッチは
ベックの不在をドーピング検査に引っかかったので出たくても
出られないと発言。修羅場を何度も経験してきた勝負師の
機を捉えて敏な見事な陽動作戦であり、見事な仕事師ぶりの
発言だと思いながら、このやり取りを見ていました。

しかしながら、今日、チェコからの報道を見ていると
ピリッチの発言がどうも単なる心理作戦でのアナウンスでは
なく、現実的なテストの結果を踏まえてのものであった
ようなことのようです。

ひとつのソースからの情報で色々と確度の高さという部分で
不明瞭なので確かめる必要性があるのですが、テストの結果
のこと、ベック自身が今季まったくプレイしていないことや
チェコでの報道の仕方などを見るとどうもドーピングテスト
がポジティブだったような感じです。

ベック、お前もかというのがさびしく悲しさと同時に
口についてしまいました。できればガセネタであってほしいです。

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