今、現在の日本の証券市場の売買取引のどれくらいが
外国人投資家によるものかを知っている投資家および
投機家やギャンブラーの方々はよくご存知だと思います。
ライブドアという会社のトップの逮捕により、様々な混乱
が続いていますが、それによって東証の売買に様々な
問題が生じています。

日本という国を外から見たり、外国人と共に眺めることが
ありますが、今回の一件で思ったのは、ライブドアという
会社がひとつやばい状況になっただけで東証ががたがたに
なってしまうほどのものであった。というものでした。

IT化というのはとりわけ銀行や証券といった分野で進んで
いるものであり、在宅や通勤時におけるネット上での
取り引きが可能なことが多くの投資家や投機家をマーケット
に呼び込むことに成功したのですが(ことの善し悪しは
別として)ひとつの会社がまずい状況になっただけで
これだけ支障をきたすとの言うのは東京の市場や
日本の株式を考える上で極めてまずいことだと思います。

東証の信頼性は薄くなってしまい、お金や人やモノが
集まるところにはある種の磁場が発生し、そこから新しい
ものが生まれたり、出現するのでしょうが、それが
東証の力では成立しないことを証明してしまったような
気がします。脆弱なシステムによって自由貿易体制であり
開かれたマーケットがある時間は売買を遠慮してくれとか
個別の銘柄を指して、これはこの時間だけで取り引きしてくれ
というのはどうも間違いだと思いますね。それにそれで
損したときに誰がどのように責任を取るのでしょうか。
何だか日本人は責任を取らない気がします。責任のなすりあい
は見ることができる気がしますが。

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