スキャンダラスというか、政治的というか、経済力学的というか
なんとも言えない思いをしたノイキルフナーの浪人騒動。
チームクラッフィにはバロスがやってきてドイツという
ヨーロッパの経済大国であり、レースと市場の距離が近く、
市販バイクの売り上げに影響の大きいスーパーバイクという
カテゴリーでドイツ人唯一のライダーがこの時期になって
いなくなってしまうとは想像できなかった私です。

イタリア人のマックス。つまりマックス・ビアッジですが、
まだアルスタースズキ入りは発表になっていません。
でもって、イタリアのHPを見ていたところ、何やら
意味深なことになっています。

コロナアルスタースズキのボスのフランシス・バッタ氏が
ジャーナリストに語ったところによるともし、ビアッジの
要求が高くて、我々がそれに応えられないということであれば
ノイキルフナーの存在は大変興味深いということでした。

ビアッジにコロナビールが払うのか、あるいは他のスポンサーや
メーカーが払うのか分かりませんが、彼の経済的な嗅覚は
するどくタフな交渉を要求されますし、参加するだけで
満足できるライダーではなく勝てるための道具、強い自分を
出せる環境、相手を破ることができる体制というのを彼は
求めるわけでして、それがベルギーのリエージュ、日本の
浜松が用意できるのかどうかはわかりませんね。

もし、彼がSBKに出ないということになると、いよいよ
四輪の世界ということになるでしょう。ドイツツーリングカー
かF1ということになると思います。

そして、もし、コロナアルスタースズキが四台目のマシンを
用意することができて、マックス・ビアッジとの話し合いが
まとまらないということになるとノイキルフナーという
ドイツ国籍を有する重いバイクで速く、そして将来性のある
カードを有することになるでしょう。

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