SBKのライダーリストと時を同じくしてSSのライダーの暫定
リストも発表になりました。SBKからの転向組。STK1000や
STK600からのステップアップライダー、さらにかつて走って
いたライダーのカムバックもありこれも面白いリストとなって
います。

一番若い番号というのは当然チャンピオンナンバーであり、
前年のチャンピオンが他のカテゴリーに移らなければ一番を
つけるのでしょうが、今季の一番若い番号は藤原のつける
3と現在のところはなっています。

シャーペンティエは昨年と同様に16番をつけてのエントリー
となっています。そのシャーペンティエの僚友は藤原では
なく、トルコ人ライダーのソフオグルが勤めます。

CBRユーザーのホンダ系チームのメガバイクは昨年のフォレと
ファブリッツィオから藤原と前年STK600を戦っていたヨアン・
ティベリオが出走。藤原がどんな走りを見せるのか、
そして、私が高く評価し、素晴らしい走りと強いメンタルを
見せたティベリオが世界選手権で600を走らせます。
(イタリア選手権では昨年モンツァでスポット参戦あり)

そして、特筆すべきは今季のR6ユーザーの増加ですね。
サーキットで走る前からR6シリーズの最高到達点とか
歴史的傑作と世界中で言われているR6に目を光らせていた
ライダー、チーム、エンジニアはたくさんいました。
そんな彼らの思いと勝ちたいという欲望のミクスチャーが
R6の大量エントリーとなっています。

ワークスと考えるのが妥当であるヤマハジャーマニーの
カーテンとパークスのほかにSLMレーシングがドゥカティから
スイッチしてベルタとフォレス。ロレンツィオーニバイ
レオーニがSTK1000とSBKのR1から参戦カテゴリーを変更して
ロッコリとヴィッツィエッロで新しい冒険へ。
昨年までSBKを戦っていたヴェリーニとサンキーニがそれぞれ
新しいチームでR6をライディング。

さらにここのところ耐久レースで活動を行ってきたダヴィ
デ・チェカがGMT94でSSに復活となりました。これも
ビッグニュースですね。

そして昨日お知らせしたようにジャンルカ・ナンネッリが
エドレーシングでの参戦が決定しました。

新鋭、中堅、ベテランが国籍や年齢に関係なく、リアル
最速ライダー世界一決定戦を戦うのを見ると、エントリー
の認可にパスポートや歳を基準としてもうけるのがいかに
おかしいことかよくわかります。

多少の変更があるかもしれませんが、ライダーの名前と
チーム名を目にしてココロオドル名古屋人の私です。
踊らされてるんじゃなく踊り狂うライダー達の美しさと
激しさのライディングオペラの目撃者になろうでは
ありませんか。もう来月は開幕戦です。レースファンの
皆さん。何がぶっ壊れ、何がクリエイトされるのか生き証人
になりましょう。

お楽しみはこれからだ。

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