トヨタカップのテレビ中継を見ての感想
2005年12月12日 スポーツヨーロッパから日本に戻ってきて、違和感を感じることは
たくさんあるのですが、その中の一つがサッカーの中継ですね。
しかしながら今日の日テレの放送は何か違うことをやろうとか
新しいことを試みようという製作者サイドの意思が感じられ
ました。
チェコとかイタリアでサッカーをテレビで見ていて思うのは
いかに臨場感をテレビという媒体で伝えることができるのか
というものですね。場内の歓声というものを拾い上げ、
熱気をそのまま視聴者に伝えようという考えがよく伝わって
きます。その熱気に負けないようにアナウンサーも冷静に
分析する頭のクールさを持ちながらもハートは熱く言葉を
つないでいくという感じがします。
そんな中継スタイルになれてしまうと、日本のテレビというのは
かなり違ったスタイルのように思えます。
良くも悪くも目の前の事実を的確に話すことを製作者側が
実況担当者に求めて、それを提供していく。
ということで場内が暴力性を帯びた盛り上がり方をしても
そのエネルギーをマイクで拾って、テレビ視聴者に伝えるという
ことはない気がします。
二年前の野球の日本シリーズで、フジテレビがナゴヤドームの
ドラゴンズ主催ゲームの放映権を持って、製作、放映した
時に実況席以外に、バックネット裏に金村がゲストとして
陣取り、アナウンサーや解説者と掛け合いをするという
ことがありました。
その時にテレビ放送上では、それほど場内の歓声や嬌声が
大きいものではないように思えたのですが、実際はドラゴンズ
ファンの盛り上がりがすごくて、実況席から声をかけても
金村さんが『いやぁ、ここにいるとドラゴンズファンの歓声
がすごくてよく聞こえませんよ。』と答えていました。
フジテレビ(あるいは東海テレビ)のサウンドエンジニア
および製作スタッフは場内の歓声を拾って、場内の盛り上がりを
届けるのではなく、お客さんの歓声をマイクレベルを下げること
で、実況と解説をはっきり伝えることを選択していたことが
見事に理解できました。
これはサッカーの試合でも言えることですが、昨日の
トヨタカップの試合では先に述べた日本シリーズの
ナゴヤドームのように実況を視聴者に届けるような
やり方をしていました。
しかし、今日のカズが出場したゲームでは日本の放送では
珍しく、かなり場内の盛り上がりと歓声を(とりわけ
ゲーム終盤において)ピックアップするような方向性を
とっていたように思いました。
何か製作者サイドから、新しいことをやりたいとか
違ったスタイルをやってみたいというような感性や
アイデア、希望というものが伝わってきた今日の放送
でした。
たくさんあるのですが、その中の一つがサッカーの中継ですね。
しかしながら今日の日テレの放送は何か違うことをやろうとか
新しいことを試みようという製作者サイドの意思が感じられ
ました。
チェコとかイタリアでサッカーをテレビで見ていて思うのは
いかに臨場感をテレビという媒体で伝えることができるのか
というものですね。場内の歓声というものを拾い上げ、
熱気をそのまま視聴者に伝えようという考えがよく伝わって
きます。その熱気に負けないようにアナウンサーも冷静に
分析する頭のクールさを持ちながらもハートは熱く言葉を
つないでいくという感じがします。
そんな中継スタイルになれてしまうと、日本のテレビというのは
かなり違ったスタイルのように思えます。
良くも悪くも目の前の事実を的確に話すことを製作者側が
実況担当者に求めて、それを提供していく。
ということで場内が暴力性を帯びた盛り上がり方をしても
そのエネルギーをマイクで拾って、テレビ視聴者に伝えるという
ことはない気がします。
二年前の野球の日本シリーズで、フジテレビがナゴヤドームの
ドラゴンズ主催ゲームの放映権を持って、製作、放映した
時に実況席以外に、バックネット裏に金村がゲストとして
陣取り、アナウンサーや解説者と掛け合いをするという
ことがありました。
その時にテレビ放送上では、それほど場内の歓声や嬌声が
大きいものではないように思えたのですが、実際はドラゴンズ
ファンの盛り上がりがすごくて、実況席から声をかけても
金村さんが『いやぁ、ここにいるとドラゴンズファンの歓声
がすごくてよく聞こえませんよ。』と答えていました。
フジテレビ(あるいは東海テレビ)のサウンドエンジニア
および製作スタッフは場内の歓声を拾って、場内の盛り上がりを
届けるのではなく、お客さんの歓声をマイクレベルを下げること
で、実況と解説をはっきり伝えることを選択していたことが
見事に理解できました。
これはサッカーの試合でも言えることですが、昨日の
トヨタカップの試合では先に述べた日本シリーズの
ナゴヤドームのように実況を視聴者に届けるような
やり方をしていました。
しかし、今日のカズが出場したゲームでは日本の放送では
珍しく、かなり場内の盛り上がりと歓声を(とりわけ
ゲーム終盤において)ピックアップするような方向性を
とっていたように思いました。
何か製作者サイドから、新しいことをやりたいとか
違ったスタイルをやってみたいというような感性や
アイデア、希望というものが伝わってきた今日の放送
でした。
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