K1グランプリ決勝トーナメントをテレビで見ていましたが、
セーム・シュルトの規格外の強さを感じました。
2メートルを超える大きさで体重もあるのに、早く動くことが
できて、一日三試合できるスタミナを持っている。
ボクシングでも柔道でも5キロ違えばかなりダメージが
違ってくるのですが、動けるスーパーヘビー級が今年のK1を
制した印象が強いです。

彼が現在の相撲の世界のモンゴル人横綱のように一人だけ
アナザープラネットの強さを示す可能性を感じていますが、
そこに強さやうまさで彼を崩せるライバルが現れた時に
K1の地殻変動が起きる気がします。

マッケンローというプレイヤーに対してレンドルが現れ
柔と豪の戦いとテーマ性が生まれたように、プロストという
戦術家の世界チャンピオンに対してセナという天性の速さ
を持ったドライバーが出てきて戦いを挑んだように
一人が飛びぬけた状況を突き破る違うカラーやキャラクターの
ライバルが出てきて挑戦状を叩きつけた時に新しいドラマ
が生まれる気がしますが、シュルトには今のヴァレンティーノ・
ロッシのような存在になってしまいそうな圧倒的な強さを
感じました。

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